ブランディングによる恩恵

マーケティングという言葉は聞き慣れていてもブランディングという言葉はあまり聞き慣れないという人も多いはず。
そもそも似て非なるこれらの違いは一体何なのでしょうか。
マーケティングとは取り扱っている商品やサービスを積極的に持ち上げて消費者に訴えかけること。
能動的なマーケティングに対してブランディングはどちらかと言えば受動的です。
消費者にアピールするという点では似ていますが、こちらは消費者側が自らその商品やサービスに惹かれるよう仕向ける戦略建てをすること。
一言で言ってしまえば自ら商品やサービスの良さを伝えるか、相手に商品やサービスの良さを気付いてもらうかの違いです。
戦略的には異なる二つの動作ですがこれらは商品やサービスを提供する企業にとってはどちらも重要なものになっています。
マーケティングが上手くいくことで顧客の獲得に繋がり、ブランディングによってリピーターは勿論、与えられた複数の選択肢の中から選ばれる確率が飛躍的に向上します。
仮にあまり名の知れていない企業の商品と有名企業の商品が同額で販売されていた場合、後者を選ぶ人が多いと思います。
つまりブランディングとは商品やサービスというよりは企業そのものの価値を向上される為のものと考えられます。
それに対してマーケティングはその企業が持つ商品やサービスなどの強みを強調するもの。
マーケティングとブランディングが不釣り合いでは企業価値も商品価値も向上を望むことが難しい為、両方のバランスが取れている必要があります。